かかみの孤城 紹介と感想

雑記

本の紹介

鏡の孤城 上巻

あんずは、今年の夏くらいに、ある一冊の本に出合いました。

それが、「鏡の孤城」でした。

たまたまおじいちゃんに、連れて行ってもらった、本屋さんでこの本の帯に書いてある

上巻「あなたは、ひとりじゃない。」

下巻「つながれる。信じてる。」

という文字と表紙の絵が気になって、おじいちゃんに買ってもらいました。

というわけで、ライトノベルを中心に年間100冊以上は本を読むあんずが、

去年読んだ本の中で一番おすすめの「鏡の孤城」紹介をしていきたいと思います。

作者は、辻村深月(ツジムラミズキ)さん。

1980年2月29日生まれ。山梨県出身。

文学賞受賞作は、

「冷たい校舎の時は止まる」

「ツナグ」

「鍵のない夢を見る」

「かがみの孤城」

「傲慢と全量」

を書いて、映画化されている作品もある有名な作者さんです。

そして、「かがみの孤城」は、2018年に本屋大賞を受賞し、

大ヒットを記録した学園ミステリーファンタジー。

あらすじ

鏡の孤城 下巻

主人公のこころは、不登校になってしまった中学一年生の女の子。

ある日、女の子の部屋の鏡が光だし、鏡をくぐりりぬけた先にあったのは、

お城のような不思議な建物と、オオカミのお面をつけた少女”オオカミサマ”。

こころのほかにもオオカミサマの力によって集められた、6人の子供たちがいた。

オオカミサマの話によると、お城のどこかに、

”願いの部屋”があり、入るにはかぎが必要で、

7人のうち、かぎを見つけた1人だけが、願いをかなえられる。

誰かが願いを叶えたところで、お城は閉じられる。

来年の3月30日までに願いがかなえられなければ、お城は消滅する。

鏡からお城に来れるのは、朝9時から夕方5時まで。

時間を過ぎてもお城にいた人がいた場合は、

その日にお城に来た人全員が連帯責任として、「狼に食われる」。

オオカミサマは7人のことを「赤ずきんちゃん」と呼ぶ。

どうして子供たちはお城に集められたのか?

”オオカミサマ”は何者なのか?

願いは叶えられるのか?

あんずも2回読み返したけど、ブログを書きながらまた読み返したくなります。

感想

主人公たちは、みんな頑張っているけど、

思ったようにならないし、自分の気持ちを分かってもらえない。

その気持ちが大きくて、変わりたいけど変われない自分がいる。

そんな時、かかみの孤城が現れて、

そこで出会った友達と仲良くなって、喧嘩して、助け合って、

少しずつ主人公たちが変わっていく姿に勇気づけられました。

あんずには、主人公たちほどの強い気持ちは全然ないけど、

少しは感じたことのある気持ちがあって、励まされます。

後半に入ると、謎解きミステリーがたっぷりで、驚きの連続です。

クライマックスは、これまた驚きと感動で涙が止まりません。

あんずが読んだのは、児童文庫・キミノベル版「かがみの孤城(上)(下)」だけど、

あっという間に読み切ってしまいました。

おすすめ度

2022年読んだ110冊の中で1番おすすめの本です。

本を先に読んでいたけど、映画も見に行きました。

あんずは、友達よりも映画を見に連れて行ってもらえていて、

満席になっているのを見ることはあまりないのですが、

かがみの孤城が上映されるスクリーンに入ってみると、なんとほぼ満席!

映画もおすすめなのでぜひお試しください。

この本を読んで、あんずも将来は困っている人を助けるお仕事が出来たらいいなと思いました。

本当にそうなったら、人生を変えてくれる本になるかもしれません。

少しでもみなさんの参考になればうれしいです。

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